/ たぶち正文の政策が聞けます! \

某製薬会社で「高額薬剤と国家財政問題の解決策」を講演しました

 去年の秋に、川崎医大で講演した内容と同じ講演を、某製薬会社の勉強会で講演してきました。

20140312

 世界各地、とくにアメリカで有効な分子標的薬剤が多数開発されて、臨床的に高く評価されるものが多く、
それまで、なかなか治らなかったものが、簡単にコントロールできます。しかし、それらの薬は
一回数10万円の費用がかかり、日本全国で使うそれらの薬剤の総額は、年間1兆6000億円を超える段階までとなってきました。また、今後これらの薬がさらに増えてくると予想されています。
 健康に暮らしたいという需要をカバーするこれらの高額薬剤を、1100兆円を超える累積赤字の国家財政の中でどう考えて、どうすればよいのか、自説を講演してきました。
 経済は需要と供給で成り立っており、需要を満たす供給を大切にすることで、経済は拡大し、技術も進歩して、国民の生活をより生き生きさせながら、結果的には経済拡大で、財政内容も改善してくるという考え方です。
 具体的には、2008年のリーマンショックを乗り越えたアメリカの手法をさらに洗練させた形として、通貨発行権を日銀に売却する(年間60~100兆円程度、日本のGDPの約10~17%)という策を提案しました。
 通貨を刷り増せば、ハイパーインフレが起こるという古典的な経済理論がありますが、現代では、ワンクリックで世界各地をお金がめぐる時代です。ですから、この程度の刷り増しで国内にハイパーインフレが起こることはありません。現に、アメリカでは毎月8兆円以上をここ6年間刷り続けていてもハイパーインフレは起こりませんでした。逆に通貨を刷り増すことで、世界の経済の進歩の一部を自国に取り込むことができたのです。

 なぜ、医師である私が専門外に口出しするのか? それは、効果のある薬を「お金がない」からといって使わないのは、患者の苦しむ姿・患者が人生をなくしていく姿を目の当たりにする医師にとって、耐えられないことですから・・・・。