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第277回川崎医学講演会で「高額薬剤と国家財政問題の解決策」を講演

抄録
 グリベックを皮切りに、分子標的薬剤が数多く開発されて、広く臨床応用される時代となった。分子標的薬剤は、そのほとんどが海外で開発されたものであり、高額である。近年のそれらの輸入金額は年間約
1.6兆円にのぼっている。そして、今後もその金額の増大が予想されている。一方、国と地方自治体などの行政組織が有する昨年度の債権の総金額は1108兆円である。その、返済と利子払いの合計額は、年間84兆円になっている。この金額は一般会計と特別会計の支出合計額、約230兆円の約3分の1に及ぶ。一見、危機的とも考えられるこの財政状況において、高額な分子標的薬剤など、とくに効果の少ない薬剤を、この危機的財政から支払うのはどうかという懸念がある。

この懸念に対して、行政組織の債権の本質を国家運営・経済運営の観点から深く考察しなおすことにより、また、分子標的薬剤などの高額薬剤の本質を問い直すことにより、私なりの、この問題の対する解決案・哲学を提示したい。

 今日は日帰りで、岡山に行って講演をしてきた。質問も多く出て、結構盛り上がった。