京都の国際会議会館でJDDWが開催された。初日の10月14日から参加。15日はシンポジウムで超・拡大内視鏡の最前線で、「拡大内視鏡による核パターン診断の臨床病理学的検討」を発表した。5年前にアメリカのDDWで発表していた内容に、少し追加した内容であったが、日本で発表するのは初めてで、日本人では知らない人が多かったためか、結構反響があった。4年前に論文にまとめておくべきであった。しかし、この世界は妙に面白い。自分の考えていることを誰にも話していないのに、まったく同じアイデアを思い付いているひとがいるのである。(ただし、ちょっとは違うことも多いが・・・・)。学会でそういうことを何度も経験してきたが、今回は何回目だっただろうか?
今回の拡大内視鏡による核パターン診断の発表ポイントは、簡単にいえば核パターンが「バラバラで大きな丸なら癌」。(核パターン3型=癌)。下の写真は左が拡大内視鏡像で、右がそのあたりの顕微鏡像である。内視鏡的病理診断は実現可能まで、あとわずか。
この技術で何がわかるのか?拡大内視鏡を見るだけでその病変に癌があるのかないのかが、ほぼ100%わかるのである。その場で正しい治療方針を立てることができる。
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