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アルコールと食道癌 柿沢弘治さん 食道癌で死去 <食道癌は拡大内視鏡で確実に予防できるのに残念!>

  <訃報>柿沢弘治さん75歳=元外相
1月27日17時16分配信 毎日新聞「元衆院議員で、羽田内閣の外相を務めた柿沢弘治(かきざわ・こうじ)さんが27日、食道がんのため東京都内の病院で死去した。75歳。」 

 

 我々の世代には、有名な政治家であった柿沢さんがお亡くなりになった。ご冥福をお祈りします。

 

 日々、食道癌を拡大内視鏡検査で予防しているだけに、惜しいと思う。内視鏡の開発が進み、最近では、拡大内視鏡を用いると、食道癌が初期から確実に診断できるようになっている。癌によるIPCLの特徴的な拡張像が拡大内視鏡で観察できるようになったからだ。

 

 食道癌が心配な方々には、しかるべきレベルの先生に拡大内視鏡で食道をきちんと見てもらうことをお勧めします。

 

 ところで、食道癌の危険因子は、私が学生のころ、「アルコール、たばこ、50歳以上、男性」といわれていた。最近では、女性も酒を飲む時代になり、酒のみの女性の食道癌も結構見かける。また、近年の研究で、「アルデヒド脱水素酵素の活性が低い人が、アルコールを飲むと、食道癌になりやすい」こともわかってきた。つまり、元々、酒に弱い人が無理して酒を飲んでいると、食道癌になりやすいわけだ。

 

 私のクリニックを訪れた食道癌の人たちは、たしかに、ほとんどが酒好きであった。接待にかこつけては飲む商社マン、閉店と同時にワインを1本あけるレストランの経営者、打ち合わせと称して酒をあびる放送業界マン、対官僚・対政治家接待が好きな仕事だった社長さん、ストレスを酒で紛らす弁護士さん、その他、元来の酒好き、酒びたり・・・・・。

 

 ちなみに、大腸にとってもアルコールはあまりいい影響はない。大腸ポリープや大腸癌もアルコールで出やすくなる。

 アルコールで膵炎も悪化するし、膵臓がんも出やすくなる。

 C型慢性肝炎もアルコールで肝硬変になるまでの期間が短縮して、原発性肝臓癌が出やすくなる。

 ピロリ菌退治による胃癌発生の減少効果も、アルコールで弱まる。(アルコールを飲まない群では10分の1程度と好成績であるが、アルコールを飲む群では3分の1程度しかない。)

 

 酒文化は人生を豊かにしてくれるが、短くもしてくれる。上手なお付き合いが必要だろう。

 

クリニックの案内・地図(ポリープ切除付)無痛内視鏡消化管ドック田渕正文院長の履歴

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