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消化管学会発表内容(2008/02/13)が日経メディカル別冊に掲載される  

 今年の2月の日本消化管学会の発表内容(5mm以下の大腸ポリープを無視するリスク)が日経メディカル別冊に掲載された(下記参照)。日本消化管学会では、約2000題の発表があったが、その中から、日経メディカル別冊に掲載されたのは、わずか5編しかなかった。学会では、一般演題として、小さな会場での発表であっただけに、日経メディカルオンラインに特に選ばれて紹介されたのには、少々驚いた。

 

5mm以下の大腸ポリープの一律軽視は禁物


 内視鏡検査の際に見つけた5mm以下の小さな大腸ポリープを精査することなく放置することは、がんの見逃しにつながる――。2月7~8日に開催された第4回日本消化管学会で、中目黒消化器クリニックの 田渕正文氏は、こう強調した。

 田淵氏は、同氏が手掛けた全大腸内視鏡検査連続3万5852回、9468人(男性6203人、女性3265人、平均年齢57.5歳)を対象とし調査を行った。検査時に発見した5mm以下のポリープを20分以上にわたり拡大観察し、腫瘍と思われた5mm以下の病変をすべて切除して組織学的検討を加えた。対象者が大腸内視鏡検査を受けた動機は、サーベイランス目的が最も多く約75%、次いで大腸がんの二次検診目的が約11%だった。

 切除した5mm以下の病変は全部で3万2541個だった。組織学的検討の結果、腺腫が最も多く、全体の99%を占めたが、粘膜がんが57個、粘膜下層まで浸潤したがんが3個(うち1000μm以上の浸潤がんが1個)、粘膜下腫瘍(カルチノイド)が48個あった。

 田渕氏は、「単純計算すると、5mm以下の大腸ポリープをすべて放置した場合、年間約20個のがんの見逃しとなる可能性が示唆された。もちろん、すべての大腸ポリープを切除せよと言っているわけではないが、単に医療費を抑制するという観点から小さな大腸ポリープを一律に軽視していては、病変の観察が散漫になり、取り返しのつかないがんの見落としにつながりかねない」と、警鐘を鳴らした。
 

(小又 理恵子)

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2008年02月13日

 

 小又理恵子さんが、選んだわけだが、抄録には書かず、討論の中で私が述べた内容が、きちんと書かれており、小又さんは学会場に来ていたのであろう。小さな会場までわざわざ来たということは、彼女自身が普段から、小さな大腸ポリープの取り扱いについて問題意識を持っていたということだ。

 

 記事内容については、ほぼ、間違いないのであるが、文字数制限のせいか、多少舌足らずの所があった。「5mm以下の大腸ポリープをすべて放置した場合、年間約20個の癌の見逃しとなる・・・」の所は、「5mm以下の大腸ポリープをすべて放置した場合、年間2400例の大腸内視鏡検査を行う場合約20個の癌の見逃しとなる・・・」と母数を書くべきであった。

 

 現在の医療界は、保険診療費の切詰めの中、粗診粗療に流れている。このような世相の下、マスコミが大腸内視鏡検査の質をフォカスしたことは、意義深い。

 

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