/ たぶち正文の政策が聞けます! \

薬害肝炎、議員立法で一律救済へ福田総裁が決断。これまでの行政府・官僚の責任は問われるのだろうか? 

 薬害肝炎、議員立法で一律救済 福田首相が決断


 
福田康夫首相は23日、薬害肝炎訴訟をめぐり、全員一律救済に向けた議員立法によって解決を目指す方針を表明した。官邸で記者団の取材に応じて明らかにした。福田首相は、「患者を全員一律で救済する議員立法を自民党との相談の結果、決めた。公明党の了解も得た」と述べた。一律救済は、肝炎訴訟の和解協議の中で原告団が求めていたが、国が難色を示していた。首相の決断で、難航していた肝炎問題は解決に向けて大きく展開する可能性が出てきた。

12月23日12時4分配信 産経新
 

 全員一律救済を求める患者側と、全員一律救済に難色を示す厚生官僚と、司法上でなかなか和解できない問題を、立法府で解決しようという筋道である。 議員立法は、両者の板ばさみになって、自らの政治人気を落とした福田内閣の知恵といえる。一律救済の中身が、明瞭でないが、確かにこの枠組みであれば、厚生官僚たちは歓迎するであろう。

 

 今回の事件において、厚生官僚たちが、何を恐れているかというと、まず一番目には、自分たちの処罰である。

 

 今回の事件はそもそも当時の官僚の怠慢による ことが明解なので、政府が損害賠償をすることになるのだ。従来の枠組みは、行政訴訟であるから、官僚の責任が直接的に問われていた。しかし、新たな法律の制定となると、その法律では当時の官僚に責任はない。

 したがって、今回の立法府の政治決断で、これまでの怠慢が看過されるのは、彼らにとって好都合である。官僚が国民に損害を与えた事実が、政治決断により、かすんで忘れ去られたなら、官僚の無謬神話が守られて、処罰も受けないからである。実際には 、彼らが新しい法律の条文も作るので、今回の福田首相の政治決断は大歓迎であろう。

 

 次に、彼らが恐れていることは、「パンドラの箱」に焦点が当たることである。

 

 実は、C型肝炎感染者は、日本に何百万人もいる。そのかなりの割合が、輸血によるものである。輸血したあとに肝炎を発症すること(血清肝炎)は、よく知られた事実であった。それでも、医療行為として輸血をしていたのは、手術などにおける目の前の危険が、血清肝炎の危険を凌駕するからであった。しかし、 厚生官僚が認可した輸血製剤でC型肝炎が全国に蔓延したことも、また真実であり、この隠れた問題から世間の注目をそらしたいのである。

 血液から取り出したフィブリノーゲン製剤だけに責任があって、血液本体の輸血製剤に責任がないというのもちょっと奇妙な話である。彼らは優秀で賢いので、もちろんこの問題には気づいてい る。つまり、今回の事件の解決が、投与時期によらず、「一律、全員」となれば、輸血により感染した100万人単位のC型肝炎も、理屈上、すべて、損害補償しなければならなくなるのだ。省内では、この問題を「パンドラの箱」と呼んでいるらしい。官僚たちが恐れている2番目は、この「パンドラの箱」を開けるということなのである。

 

クリニックの案内・地図(ポリープ切除付)無痛内視鏡消化管ドック田渕正文院長の履歴

田淵正文院長の業績消化器疾患について超音波による前立腺がん治療:HIFU | E-mail |

中目黒消化器クリニックの第2ホームページ| 職員募集