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慢性胃炎と診断を受けた人は、皆、ピロリ菌か?

 ホームページのアクセス調査をしていると、上のような、サーチがあり、このホームページが上位にヒットされていた。この質問に対しての解答は、これまでの内容を読んでもわからないので、この際、きちんと記載しておきたい。

 今の日本において、慢性胃炎の原因の90-95%は、ピロリ菌である。その他は、自己免疫性の胃炎などである。私が学生時代に習った言い方では、ピロリ菌による慢性胃炎をB型胃炎と呼び、抗胃細胞抗体(抗胃壁細胞抗体)による自己免疫疾患としての慢性胃炎をA型胃炎と呼ぶ。

 実地に臨床をしていて、胃の炎症が長く続く状態としては、その他に、

1)(非ステロイド系坑炎症剤(NSAIDS))投与で粘膜再生抑制による薬剤性胃炎や、

2)コーヒー・アルコールなどによる胃粘膜を直接傷害する飲食物・薬による胃炎や、

3)クローン病による胃炎、

4)食物アレルギーによる胃炎、

5)過度のストレスによる胃粘膜血流現象に基づく、胃粘膜防御機構の破綻に基づく胃炎(狭義のストレス性胃炎)

などなどをよく経験する。

 胃のウィルス感染については、EBvirus感染が胃癌と関連しているという報告もあるが、詳細は研究待ちの状況である。