/ たぶち正文の政策が聞けます! \

北朝鮮から送られてきた骨は横田めぐみさんのものっだたのか?焼かれた骨のDNA鑑定は可能か?

 このタイトルの問題は、2005年7月20日のTOPICSでも取り上げたように、医師の間では、結構大きな話題を呼んでいる。DNAを熱すれば、燃えて酸化して、化学構造が壊れるはずというのが、科学者の常識であるからである。この問題は、イギリスの有名な科学雑誌「Nature」でも取り上げられた。Natureでは、焼かれた骨のDNA鑑定は不可能であり、日本政府の先の発表、すなわち、北朝鮮から送られてきた骨が、DNA鑑定により横田めぐみさんの遺骨ではないとした発表は、うそであるとされた。もちろん、北朝鮮から送られてきた骨が、横田さんのものであると言ったわけではないが、焼かれた骨のDNA鑑定は不可能と主張したのである。当の日本ではあまり報道されていないが、国際的には、残念なことに、日本政府の面目丸つぶれという事態に発展してしまった。日本政府が根拠とした科学的鑑定は、帝京大学法医学教室で行われていた。


 先日、4月8日の土曜日PM6:30から、大手町の経団連会館で、東大医学部医学科昭和59年卒業の同級会が開かれた。二次会の席で、帝京大学法医学部の野上誠助教授(現在、教授空席で教授代行)と隣り合わせになった。懐旧の挨拶のあと、さっそく、焼かれた骨のDNA鑑定の問題を、野上教授代行に問い正した。居並ぶ、教授・助教授・講師・部長・社長・院長、注視のなか、野上先生は「あれは、隣の部署で、まったく、わかりませんよ。」と答えた。鑑定したのは講師であって、野上君ではないのだそうだ。その講師はこの鑑定の後、退任して、今は警察の鑑識関係の職についているそうだ。かれには、日本の名誉のために、DNA配列も詳述して、Natureに反論してもらいたい。反論できないのなら、真実を明らかにして科学者としての責任を取らなければならない。