/ たぶち正文の政策が聞けます! \

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2007年7月

G-file 5  便潜血陰性 会社検診の大腸判定A それでも 大腸進行癌

 1996年、溜池にある共同通信社の本社に招かれて、大腸がんについての講演を行った。大腸がんの死亡者数が1975年は5000人、その後、5年で2倍のペースで、大腸がんの死亡者数が増加し、1980年には約1万人、1985年には約2万人、1990年には、約4万人と増えている現状をまず話した。  そして、次に、1988年中曽根内閣によって導入された、免疫学的便潜血反応による大腸がん検診の仕組みを話した。 […]

参議院選挙 行われる。自民党惨敗 民主党躍進。どうなる保険医療崩壊

 今日の日本では、慢性胃炎の根本療法も、食道癌の有効な早期発見も、大腸がんの完全な予防も、慢性肝炎の根本治療も、できるようで、できない現実がある。薬や治療法は表向き認められているが、実際に使用してみると、保険医療ではさまざまな制約があって、審査の過程で認められたり、認められなかったりする。  認否の基準は、保険組合(保険者)の経済状況によるのである。保険者と社会保険審査機構は表向き、医療機関と保険 […]

統計マジック 民間給与と公務員給与の比較

本日朝、yahooニュースのトッピクスのトップは以下の内容であった。   6年ぶり引き上げ勧告へ=国家公務員月給で人事院-民間をわずかに下回る公算 人事院が8月に行う2007年度国家公務員給与改定勧告の基礎資料となる民間給与実態調査で、公務員の月給が民間をわずかに下回る見通しであることが25日分かった。これを受け同院は民間との格差を是正するため、01年勧告以来6年ぶりに公務員月給の引き上げを勧告す […]

G-file 4 バリウム検診で見落とされた8cm の表在型様食道癌

 1996年3月上旬、検診センターのVIP会員で、大腸m癌を内視鏡的に切除していた社長さんが、来院。ドックの上部消化管バリウム検診で、胃のポリープが見つかったから取ってくれとのこと。さっそく、上部消化管内視鏡検査を行った。みると、確かに胃のポリープはあるのだが、それは、表面のピットパターンから、良性である。問題は、食道。食道下部、前歯から35cmから食道胃接合部まで、一見してわかる白色の平坦な病的 […]

G-file 2 驚いた見落とし?!誤診の陰に政治あり。苛政は虎よりも猛し

 その人の父親は、胃癌で死んでいた。享年57歳。彼は、不動産事業に成功して、財を築き、1970年代はじめに、PL検診センターにVIP会員として150万円払って入会した。渋谷のマンションが1000万円しない時代に、150万円は大金である。しかし、胃癌で死んだ父のことを考えると、事業で成功した43歳の彼にとって、150万円は納得できる金額であったのだろう。まじめな彼は、以来、半年に一回、一回も欠かすこ […]

G-file 1 注腸検査では病変の存在否定は難しい

 医師にとって誤診とは、恥である。ただし、医師の未熟というより診断システムの問題により、現実には致し方ない場合もある。裏返していうと、その恥の気持ちが、各種検査機種(レントゲンとか、CTとかMRIとか、ECHOとか、内視鏡とか、PETとか)の開発に結びついているともいえる。  さて、大学時代、小坂第三内科教授の退官記念講演のテーマは「誤診率」であった。先生は講演の中で、「誤診率のトップは、注腸検査 […]